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2024年 |
11月 |
不思不学(ふしふがく)
子(し)曰(のたま)わく、
學(まな)びて思わざれば則(すなわ)ち罔(くら)く、
思うて學(まな)ばざれば則ち殆(あやう)し。
子曰、學而不思則罔、思而不學則殆。
(為政第二、仮名論語一七頁)
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10月 |
知其不可(ちきふか)
是(こ)れ其(そ)の不可(ふか)なるを知(し)りて、
而(しか)も之(これ)を爲(な)す者(もの)か。
是知其不可、而爲之者與。
(憲問第十四、仮名論語二二二頁)
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9月 |
朝聞夕死(ちょうぶんせきし)
子(し)曰(のたま)わく、
朝(あした)に道(みち)を聞(き)けば、
夕(ゆうべ)に死(し)すとも可(か)なり。
子曰、朝聞道、夕死可矣。
(里仁第四、仮名論語四一頁)
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8月 |
過而不改(かじふかい)
子(し)曰(のたま)わく、
過(あやま)ちて改(あらた)めざる、
是(これ)を過(あやまち)と謂(い)う。
子曰、過而不改、是謂過矣。
(衛霊公第十五、仮名論語二三九頁)
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7月 |
女子小人(じょししょうじん)
子(し)曰(のたま)わく、
唯(ただ)女子と小人とは
養(やしな)い難(がた)しと爲(な)す。
子曰、唯女子與小人、爲難養也。
(陽貨第十七、仮名論語二七八頁)
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6月 |
鳥獣不同(ちょうじゅうふどう)
鳥獸は與(とも)に群(ぐん)を同じくすべからず。
吾(われ)斯(こ)の人(ひと)の徒(と)と
與にするに非(あら)ずして
誰(たれ)と與にかせん。
鳥獸不可與同群。吾非斯人之徒與、而誰與。
(微子第十八、仮名論語二八五頁)
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5月 |
善人百年(ぜんにんひゃくねん)
子(し)曰(のたま)わく、
善人、邦(くに)を爲(おさ)むること百年、
亦(また)以(もっ)て殘(ざん)に勝(か)ちて
殺(さつ)を去(さ)るべしと。
誠(まこと)なるかな、是(こ)の言(げん)や。
子曰、善人爲邦百年、亦可以勝殘去殺矣。誠哉是言也。
(子路第十三、仮名論語一八七頁)
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4月 |
有教無類(ゆうきょうむるい)
子(し)曰(のたま)わく、
敎(おしえ)有(あ)りて類(るい)無(な)し。
子曰、有敎無類。
(衛霊公第十五、仮名論語二四三頁)
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3月 |
将死言善(しょうしげんぜん)
曾子(そうし)言いて曰(い)わく、
鳥(とり)の將(まさ)に死なんとするとき、
其(そ)の鳴(な)くや哀(かな)し。
人の將に死なんとするとき、
其の言うや善(よ)し。
曾子言曰、鳥之將死、其鳴也哀。
人之將死、其言也善。
(泰伯第八、仮名論語一〇〇頁)
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2月 |
夫子木鐸(ふうしぼくたく)
天下の道(みち)無きや久し。
天(てん)將(まさ)に夫子を以(もっ)て
木鐸と爲(な)さんとす。
天下之無道也久矣。天將以夫子爲木鐸。
(八佾第三、仮名論語三五頁)
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1月 |
修己安人(しゅうこあんじん)
己(おのれ)を脩(おさ)めて
以(もっ)て人(ひと)を安(やす)んず。
脩己以安人。
(憲問第十四、仮名論語二二四頁)
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2023年 |
12月 |
以直報怨(いちょくほうえん)
直(なお)きを以(もっ)て
怨(うらみ)に報(むく)い、
德(とく)を以て德に報いん。
以直報怨、以德報德。
(憲問第十四、仮名論語二一九頁)
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11月 |
人不己知(じんふきち)
子(し)曰(のたま)わく、
人(ひと)の己(おのれ)を
知(し)らざるを患(うれ)えず、
其(そ)の不(ふ)能(のう)を
患(うれ)うるなり。
子曰、不患人之不己知、患其不能也。
(憲問第十四、仮名論語二百十七頁)
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10月 |
遷怒弐過(せんどじか)
顔回(がんかい)なる者(もの)有(あ)り、
學(がく)を好(この)めり。
怒(いかり)を遷(うつ)さず、
過(あやまち)を貳(ふた)たびせず。
有顔回者、好學。不遷怒、不貳過。
(雍也第六、仮名論語六六頁)
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9月 |
與立與権(よりつよけん)
與(とも)に立(た)つべし、
未(いま)だ與(とも)に權(はか)るべからず。
可與立、未可與權。
(子罕第九、仮名論語一二五頁)
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8月 |
疾病請禱(しっぺいせいとう)
子(し)の疾(やまい)病(おもき)なり。
子路(しろ)、禱(いの)らんことを請(こ)う。
子疾病。子路請禱。
(述而第七、仮名論語九五・九六頁)
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7月 |
教民即戎(きょうみんそくじゅう)
子(し)曰(のたま)わく、
善人(ぜんにん)、民(たみ)を
敎(おし)うること七年(しちねん)、
亦(また)以(もっ)て
戎(じゅう)に即(つ)かしむべし。
子曰、善人敎民七年、亦可以即戎矣。
(子路第十三、仮名論語一九九頁)
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6月 |
老戒在得(ろうかいざいとく)
其(そ)の老(お)ゆるに及(およ)んでは
血氣(けっき)既(すで)に衰(おとろ)う、
之(これ)を戒(いまし)むること
得(う)るに在(あ)り。
及其老也、血氣既衰。戒之在得。
(季氏第十六、仮名論語二五三・二五四頁)
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5月 |
飽食無心(ほうしょくむしん)
子(し)曰(のたま)わく、
飽(あ)くまでも食(くら)いて日を終(お)え、
心を用(もち)うる所無(な)きは、難(かた)いかな。
博奕(はくえき)なる者有(あ)らずや。
之(これ)を爲(な)すは、
猶(なお)已(や)むに賢(まさ)れり。
子曰、飽食終日、無所用心、難矣哉。
不有博奕者乎。爲之猶賢乎已。
(陽貨第十七、仮名論語二七六頁)
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4月 |
従心所欲(じゅうしんしょよく)
七十(しちじゅう)にして
心の欲する所に従えども、
矩(のり)を踰(こ)えず
七十而從心所欲、不踰矩。
(為政第二、仮名論語一二・一三頁)
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3月 |
楽水楽山(らくすいらくさん)
子(し)曰(のたま)わく、
知者(ちしゃ)は水を樂しみ、
仁者(じんしゃ)は山を樂しむ。
知者は動き、仁者は靜かなり。
知者は樂しみ、仁者は壽(いのちなが)し。
子曰、知者樂水、仁者樂山。
知者動、仁者靜。知者樂、仁者壽。
(雍也第六、仮名論語七六頁)
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2月 |
未知生死(みちせいし)
曰(い)わく、敢(あえ)て死を問う。
曰(のたま)わく、未(いま)だ生(せい)を知らず、
焉(いずく)んぞ死を知らん。
曰、敢問死。曰、未知生、焉知死。
(先進第十一、仮名論語一四六・一四七頁)
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1月 |
四海困窮(しかいこんきゅう)
允(まこと)に其(そ)の中(ちゅう)を執(と)れ。
四海(しかい)困窮(こんきゅう)せば、
天祿(てんろく)永(なが)く終(お)えん。
允執其中。四海困窮、天祿永終。
(堯曰第二十、仮名論語三〇七頁)
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2022年 |
12月 |
三省吾身(さんせいごしん)
曽子(そうし)曰(い)わく、
吾(われ)日(ひ)に吾(わ)が身(み)を
三省(さんせい)す。
人(ひと)の爲(ため)に謀(はか)りて
忠(ちゅう)ならざるか、
朋友(ほうゆう)と交(まじわ)りて
信(しん)ならざるか、
習(なら)わざるを傳(つた)うるか。
曾子曰、吾日三省吾身。
爲人謀而不忠乎。
與朋友交而不信乎。傳不習乎。
(学而第一、仮名論語二・三頁)
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11月 |
見利思義(けんりしぎ)
利(り)を見(み)ては義(ぎ)を思(おも)い、
危(あやう)きを見ては命(めい)を授(さず)け、
久要(きゅうよう)、平生(へいせい)の
言(げん)を忘(わす)れざる、
亦(また)以(もっ)て成人(せいじん)と爲(な)すべし。
見利思義、見危授命、
久要不忘平生之言、
亦可以爲成人矣。
(憲問第十四、仮名論語二〇七頁)
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10月 |
不知老至(ふちろうし)
其(そ)の人(ひと)と爲(な)りや、
憤(ふん)を發(はっ)しては
食(しょく)を忘(わす)れ、
樂(たの)しんでは以(もっ)て
憂(うれい)を忘れ、
老(おい)の將(まさ)に
至(いた)らんとするを知(し)らざるのみと。
其爲人也、發憤忘食、樂以忘憂、不知老之將至云爾。
(述而第七、仮名論語八七・八八頁)
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9月 |
思而不学(しじふがく)
子(し)曰(のたま)わく、
學(まな)びて思(おも)わざれば
則(すなわ)ち罔(くら)く、
思うて學ばざれば
則ち殆(あやう)し。
子曰、學而不思則罔、思而不學則殆。
(為政第二、仮名論語一七頁)
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8月 |
不舎昼夜(ふしゃちゅうや)
子(し)、川(かわ)の上(ほとり)に
在(あ)りて曰(のたま)わく、
逝(ゆ)く者(もの)は斯(かく)の如(ごと)きか。
晝夜(ちゅうや)を舍(お)かず。
子在川上曰、逝者如斯夫。不舍晝夜。
(子罕第九、仮名論語一一九頁)
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7月 |
里仁為美(りじんいび)
子(し)曰(のたま)わく、
仁(じん)に里(お)るを美(び)と爲(な)す。
擇(えら)びて仁(じん)に處(お)らずんば、
焉(いずく)んぞ知(ち)なるを得(え)ん。
子曰、里仁爲美。擇不處仁、焉得知。
(里仁第四、仮名論語三七頁)
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6月 |
己所不欲(きしょふよく)
己(おのれ)の欲(ほっ)せざる所(ところ)、
人(ひと)に施(ほどこ)すこと勿(なか)れ。
己所不欲、勿施於人。
(衛霊公第十五、仮名論語二三七頁)
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5月 |
見義不為(けんぎふい)
義(ぎ)を見(み)て爲(な)さざるは
勇(ゆう)無(な)きなり。
見義不爲、無勇也。
(為政第二、仮名論語二二頁)
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4月 |
尽善尽美(じんぜんじんび)
子(し)、韶(しょう)を謂(のたま)わく、
美(び)を盡(つく)せり、
又(また)善(ぜん)を盡せり。
武(ぶ)を謂わく、
美を盡せり、
未(いま)だ善を盡さざるなり。
子謂韶、盡美矣、又盡善也。
謂武、盡美矣、未盡善也。
(八佾第三、仮名論語三五・三六頁)
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3月 |
欲仁斯仁(よくじんしじん)
子(し)曰(のたま)わく、
仁(じん)遠(とお)からんや。
我(われ)仁(じん)を欲(ほっ)すれば、
斯(ここ)に仁(じん)至(いた)る。
子曰、仁遠乎哉。我欲仁、斯仁至矣。
(述而第七、仮名論語九二頁)
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2月 |
小子何述(しょうしかじゅつ)
子貢(しこう)曰(い)わく、
子(し)如(も)し言(い)わずんば、
則(すなわ)ち小子(しょうし)
何(なに)をか述(の)べん。
子貢曰、子如不言、則小子何述焉。
(陽貨第十七、仮名論語二七三頁)
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1月 |
不如好学(ふじょこうがく)
子(し)曰(のたま)わく、
十室(じゅっしつ)の邑(ゆう)、
必ず忠信(ちゅうしん)丘(きゅう)が
如(ごと)き者(もの)有(あ)らん。
丘(きゅう)の學(がく)を
好(この)むに如(し)かざるなり。
子曰、十室之邑、必有忠信如丘者焉。
不如丘之好学也。
(公冶長第五、仮名論語六四頁)
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2021年 |
12月 |
歸與歸與(きよきよ)
子(し)、陳(ちん)に在(あ)りて曰(のたま)わく、
歸(かえ)らんか、歸らんか。
吾(わ)が黨(とう)の小子(しょうし)、
狂簡(きょうかん)、斐然(ひぜん)として
章(しょう)を成(な)す。
之(これ)を裁(さい)する所以(ゆえん)を
知(し)らざるなり。
子在陳曰、歸與、歸與。吾黨之小子、
狂簡、斐然成章。不知所以裁之。
(公冶長第五、仮名論語六〇・六一頁)
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11月 |
不可階升(ふかかいしょう)
夫子(ふうし)の及(およ)ぶべからざるや、
猶(なお)天(てん)の階(きざはし)して
升(のぼ)るべからざるがごときなり。
夫子之不可及也、猶天之不可階而升也。
(子張第十九、仮名論語三〇五頁)
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10月 |
浸潤膚受(しんじゅんふじゅ)
子(し)曰(のたま)わく、
浸潤(しんじゅん)の譖(そしり)、
膚受(ふじゅ)の愬(うったえ)、
行(おこな)われざるは、
明(めい)と謂(い)うべきのみ。
子曰、浸潤之譖、膚受之愬、不行焉、可謂明也已矣。
(顔淵第十二、仮名論語一六五・一六六頁)
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9月 |
近説遠来(きんえつえんらい)
葉公(しょうこう)、政(まつりごと)を問(と)う。
子(し)曰(のたま)わく、
近(ちか)き者(もの)説(よろこ)べば、
遠(とお)き者(もの)來(きた)る。
葉公問政。子曰、近者説、遠者來。
(子路第十三、仮名論語一九一頁)
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8月 |
人過於党(じんかよとう)
子(し)曰(のたま)わく、
人(ひと)の過(あやまち)や、
各々(おのおの)其(そ)の黨(とう)に於(おい)てす。
子曰、人之過也、各於其黨。
(里仁第四、仮名論語四〇頁)
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7月 |
諸夏夷狄(しょかいてき)
子(し)曰(のたま)わく、
夷狄(いてき)の君(きみ)あるは、
諸夏(しょか)の亡(な)きが如(ごと)くならざるなり。
子曰、夷狄之有君、不如諸夏之亡也。
(八佾第三、仮名論語二五頁)
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6月 |
忠信篤敬(ちゅうしんとっけい)
子(し)曰(のたま)わく、
言(げん)忠信(ちゅうしん)、
行(おこない)篤敬(とっけい)なれば、
蠻貊(ばんぱく)の邦(くに)と雖(いえど)も
行(おこな)われん。
子曰、言忠信、行篤敬、雖蠻貊之邦行矣。
(衛靈公第十五、仮名論語二二九頁)
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5月 |
志士仁人(ししじんじん)
子(し)曰(のたま)わく、
志士(しし)仁人(じんじん)は、
生(せい)を求(もと)めて以(もっ)て
仁(じん)を害(がい)すること無(な)く、
身(み)を殺(ころ)して以て
仁を成(な)すこと有(あ)り。
子曰、志士仁人、無求生以害仁。有殺身以成仁。
(衛靈公第十五、仮名論語二三一・二三二頁)
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4月 |
楽莫予違(らくばくよい)
人(ひと)の言(げん)に曰(い)わく、
予(われ)君(きみ)たるを
樂(たの)しむこと無(な)し。
唯(ただ)其(そ)の言(い)うことにして
予に違(たが)うこと莫(な)きを樂しむなりと。
人之言曰、予無樂乎爲君。唯其言而樂莫予違也。
(子路第十三、仮名論語一九〇・一九一頁)
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3月 |
文献不足(ぶんけんぶそく)
殷(いん)の禮(れい)は
吾(われ)能(よ)く之(これ)を言(い)えども、
宋(そう)は徴(しるし)とするに足(た)らざるなり。
文獻(ぶんけん)足(た)らざるが故(ゆえ)なり。
殷禮吾能言之、宋不足徴也。文獻不足故也。
(八佾第三、仮名論語二七頁)
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2月 |
何憂何懼(かゆうかく)
子(し)曰(のたま)わく、内(うち)に
省(かえり)みて疚(やま)しからざれば、
夫(そ)れ何(なに)をか憂(うれ)え、
何をか懼(おそ)れん。
子曰、内省不疚、夫何憂何懼。
(顔淵第十二、仮名論語一六四頁)
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1月 |
朋遠方来(ほうえんぽうらい)
朋(とも)遠方(えんぽう)より來(きた)る有(あ)り、亦(また)樂(たの)しからずや。
有朋自遠方來、不亦樂乎。
(學而第一、仮名論語一頁)
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2020年 |
12月 |
憤啓悱発(ふんけいひはつ)
子(し)曰(のたま)わく、憤(ふん)せずんば啓(けい)せず。悱(ひ)せずんば發(はつ)せず。
子曰、不憤不啓。不悱不發。
(述而第七、仮名論語八二頁)
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11月 |
欲無加人(よくぶかじん)
子貢(しこう)曰(い)わく、我(われ)人(ひと)の諸(これ)を我(われ)に加(くわ)うることを欲(ほっ)せざれば、吾(われ)も亦(また)諸を人に加うること無(な)からんと欲す。
子貢曰、我不欲人之加諸我也、吾亦欲無加諸人。
(公冶長第五、仮名論語五五頁)
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10月 |
不秀不実(ふしゅうふじつ)
子(し)曰(のたま)わく、苗(なえ)にして秀(ひい)でざる者(もの)あり。秀でて實(みの)らざる者あり。
子曰、苗而不秀者有矣夫。秀而不實者有矣夫
(子罕第九、仮名論語一二一頁)
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9月 |
辞達而已(じたつじい)
子(し)曰(のたま)わく、辭は達するのみ。
子曰、辭達而已矣。
(衛靈公第十五、仮名論語二四四頁)
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8月 |
会友輔仁(かいゆうほじん)
曾子(そうし)曰(い)わく、君子(くんし)は文(ぶん)を以(もっ)て友(とも)と會(かい)し、友を以て仁(じん)を輔(たす)く。
曾子曰、君子以文會友、以友輔仁。
(顔淵第十二、仮名論語一七九頁)
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7月 |
昼寝何誅(ちゅうしんかちゅう)
宰予(さいよ)、晝寢(ひるい)ぬ。子(し)曰(のたま)わく、朽木(きゅうぼく)は雕(ほ)るべからず、糞土(ふんど)の牆(しょう)は杇(ぬ)るべからず。予(よ)に於(おい)てか何(なん)ぞ誅(せ)めん。
宰予、晝寢。子曰、朽木不可雕也、糞土之牆不可杇也。於予與何誅。(公冶長第五、仮名論語五三・五四頁)
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6月 |
不舎昼夜(ふしゃちゅうや)
子(し)、川(かわ)の上(ほとり)に在(あ)りて曰(のたま)わく、逝(ゆ)く者(もの)は斯(かく)の如(ごと)きか。晝夜(ちゅうや)を舍(お)かず。
子在川上曰、逝者如斯夫。不舍晝夜。
(子罕第九、仮名論語一一九頁)
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5月 |
四時行焉(しじこうえん)
子(し)曰(のたま)わく、天(てん)何(なに)をか言(い)うや、四時(しじ)行(おこな)われ百物(ひゃくぶつ)生(しょう)ず、天何をか言うや。
子曰、天何言哉、四時行焉百物生焉、天何言哉。
(陽貨第十七、仮名論語二七三頁)
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4月 |
礼楽征伐(れいがくせいばつ)
孔子(こうし)曰(のたま)わく、天下(てんか)道(みち)あれば、則(すなわ)ち禮樂(れいがく)征伐(せいばつ)、天子(てんし)より出(い)ず。
孔子曰、天下有道、則禮樂征伐、自天子出。
(季氏第十六、仮名論語二四九頁)
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3月 |
立礼成楽(りつれいせいがく)
子(し)曰(のたま)わく、詩(し)に興(おこ)り、禮(れい)に立(た)ち、樂(がく)に成(な)る。
子曰、興於詩、立於禮、成於樂。
(泰伯第八、仮名論語一〇三頁)
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2月 |
歳寒松柏(さいかんしょうはく)
子(し)曰(のたま)わく、歳(とし)寒(さむ)くして、然(しか)る後(のち)に松柏(しょうはく)の彫(しぼ)むに後(おく)るるを知るなり。
子曰、歳寒、然後知松柏之後彫也。
(子罕第九、仮名論語一二四頁)
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1月 |
尚風必偃(しょうふうひつえん)
君子の德(とく)は風なり、小人(しょうじん)の德は草なり。草、之(これ)に風を尚(くわ)うれば、必ず偃(ふ)す。
君子之德風、小人之德草。草尚之風必偃。
(顔淵第十二、仮名論語一七四頁)
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2019年 |
12月 |
臭悪不食(しゅうあくふしょく)
色(いろ)の惡(あ)しきは食(くら)わず。臭(におい)の惡しきは食わず。飪(じん)を失(うしな)えるは食わず。時(とき)ならざるは食わず。
色惡不食。臭惡不食。失飪不食。不時不食。(郷党第十、仮名論語一三二・一三三頁)
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11月 |
八佾舞庭(はちいつぶてい)
孔子(こうし)、季氏(きし)を謂(い)う、八佾(はちいつ)庭(にわ)に舞(ま)わしむ。是(これ)をも忍(しの)ぶべくんば、孰(いず)れをか忍ぶべからざらんや。
孔子、謂季氏、八佾舞於庭。是可忍也、孰不可忍也。
(八佾第三、仮名論語二三頁)
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10月 |
不得中行(ふとくちゅうこう)
子曰わく、中行(ちゅうこう)を得(え)て之(これ)に與(くみ)せずんば、必ずや狂狷(きょうけん)か。狂者(きょうしゃ)は進(すす)みて取り、狷者(けんしゃ)は爲(な)さざる所有(あ)るなり。
子曰、不得中行而與之、必也狂狷乎。狂者進取、狷者有所不爲也。(子路第十三、仮名論語一九五頁)
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9月 |
四海兄弟(しかいきょうだい)
四海の内、皆(みな)兄弟なり。君子何ぞ兄弟無きを患(うれ)えんや。
四海之内、皆兄弟也。君子何患乎無兄弟也。(顔淵第十二、仮名論語一六五頁)
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8月 |
危行言孫(きこうげんそん)
邦(くに)、道(みち)無(な)ければ、行(おこない)を危(たか)くし、言(げん)は孫(したが)う。
邦無道、危行言孫。(憲問第十四、仮名論語二〇二頁)
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7月 |
不欲勿施(ふよくぶっせ)
己所不欲、勿施於人。
(顔淵第十二、仮名論語一六二・一六三頁 衛霊公第十五、仮名論語二三七頁)
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6月 |
忠恕一貫(ちゅうじょいっかん)
子曰、參乎、吾道一以貫之。曾子曰、唯。子出。門人問曰、何謂也。曾子曰、夫子之道忠恕而已矣。
(里仁第四、仮名論語四三頁)
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5月 |
父母懐愛(ふぼかいあい)
子生三年、然後免於父母之懷。夫三年之喪、天下之通喪也。予也、有三年之愛於其父母乎。
(陽貨第十七、仮名論語二七五頁)
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4月 |
如何如何(じょかじょか)
子曰、不曰如之何如之何者、吾未如之何也已矣。
(衛霊公第十五、仮名論語二三四・二三五頁)
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3月 |
温厲威恭(おんれいいきょう)
子、温而厲。威而不猛。恭而安。
(述而第七、仮名論語九七頁)
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2月 |
以杖叩脛(いじょうこうけい)
子曰、幼而不孫弟、長而無述焉、老而不死。是爲賊。以杖叩其脛。(憲問第十四、仮名論語二二五頁)
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1月 |
小者懐之(しょうしゃかいし)
子曰、老者安之、朋友信之、少者懷之。
(公冶長第五、仮名論語六三頁)
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2018年 |
12月 |
未成一簣(みせいいっき)
子曰、譬如爲山。未成一簣、止吾止也。譬如平地。雖覆一簣、進吾往也。(子罕第九、仮名論語一二〇頁)
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11月 |
迅雷風烈(じんらいふうれつ)
迅雷風烈必變。(郷黨第十、仮名論語一三八頁)
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10月 |
怪力乱神(かいりょくらんしん)
子、不語怪力亂神。(述而第七、仮名論語八八頁)
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9月 |
縲絏非罪(るいせつひざい)
子謂公冶長、可妻也。雖在縲絏之中、非其罪也。以其子妻之。(公冶長第五、仮名論語四八頁)
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8月 |
不改是過(ふかいぜか)
子曰、過而不改、是謂過矣。(衛靈公第十五、仮名論語二三九頁)
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7月 |
絵事後素(かいじこうそ)
子曰、絵事後素(八佾第三、仮名論語二六頁)
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6月 |
歌善必反(かぜんひつはん)
子與人歌而善、必使反之、而後和之。(述而第七、仮名論語九四頁)
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5月 |
卑諶草創(ひじんそうそう)
子曰、爲命、卑諶草創之、世叔討論之、行人子羽脩飾之、東里子産潤色之。(憲問第十四、仮名論語二〇四・二〇五頁)
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4月 |
斉帰女楽(せいきじょがく)
齊人歸女樂。季桓子受之、三日不朝。孔子行。
(微子第十八、仮名論語二八二頁)
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3月 |
女器瑚璉(じょきこれん)
子貢問曰、賜也如何。子曰、女器也。曰、何器也。曰、瑚璉也。(公冶長第五、仮名論語四九頁)
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2月 |
無適無莫(ぶてきぶばく)
子曰、君子之於天下也、無適也、無莫也、義之與比。
(里仁第四、仮名論語四一頁)
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1月 |
百物生焉(ひゃくぶつしょうえん)
子曰、天何言哉、四時行焉百物生焉、天何言哉。
(陽貨第十七、仮名論語二七三頁)
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2017年 |
12月 |
不可奪志(ふかだっし)
子曰、三軍可奪帥也、匹夫不可奪志也。
(子罕第九、仮名論語一二三頁)
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11月 |
乗桴浮海(じょうふふかい)
子曰、道不行、乘桴浮于海
(公冶長第五、仮名論語五〇・五一頁) |
10月 |
一言喪邦(いちげんそうほう)
曰、一言而可以喪邦、有諸。孔子對曰、言不可以若是其幾也。人之言曰、予無樂乎爲君。唯其言而樂莫予違也。如其善而莫之違也、不亦善乎。如不善而莫之違也、不幾乎一言而喪邦乎。(子路第十三、仮名論語一九〇、一九一頁) |
9月 |
翕純皦繹(きゅうじゅんきょうえき)
子語魯大師樂曰、樂其可知也。始作翕如也。從之純如也。皦如也。繹如也。以成。(八佾第三、仮名論語三四頁) |
8月 |
祭如神在(さいじょしんざい)
祭如在、祭神如神在。子曰、吾不與祭、如不祭。
(仮名論語二八頁) |
7月 |
不教民戦(ふきょうみんせん)
子曰、以不敎民戰、是謂棄之。
(子路第十三、仮名論語一九九・二〇〇頁) |
6月 |
中道而廃(ちゅうどうじはい)
冉求曰、非不説子之道。力不足也。
子曰、力不足者、中道而廢。今女畫。 |
5月 |
子曰、人能弘道。非道弘人也。
(衛靈公第十五、仮名論語二三九頁) |
4月 |
子曰、默而識之、學而不厭、誨人不倦。何有於我哉。
(子曰わく、默して之を識し、學びて厭わず、人を誨えて倦まず。何か我に有らんや/述而第七、仮名論語八〇頁) |
3月 |
周公謂魯公曰、君子不施其親。不使大臣怨乎不以。故舊無大故、則不棄也。無求備於一人。
(微子第十八、仮名論語二八九・二九〇頁) |
2月 |
子曰、君子不器。
(爲政第二、仮名論語一六頁)
子曰わく、君子は器ならず。(為政第二) |
1月 |
子曰わく朝に道を聞かば夕に死すとも可なり
子曰、朝聞道夕死可矣。
(里仁第四、仮名論語四一頁) |
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2016年 |
12月 |
原壤、夷して俟つ。子曰わく、幼にして孫弟ならず、長じて述ぶること無く、老いて死せず。是を賊と爲す。杖を以て其の脛を叩く。(憲問第十四) |
11月 |
子曰わく、小子、何ぞ夫の詩を學ぶこと莫きや。詩は以て興すべく、以て觀るべく、以て群すべく、以て怨むべし。邇くしては父に事え、遠くしては君に事え、多く鳥獸草木の名を識る。(陽貨第十七) |
10月 |
子曰わく、政を爲すに を以てすれば、譬えば、北辰
其の所に居りて、衆星之に共うが如し。
(為政第二)
子曰、爲政以 、譬如北辰居其所、而衆星共之。(爲政第二・仮名論語一一頁 |
9月 |
子曰わく、苟くも仁に志せば、惡むこと無きなり。
(里仁第四)
子曰、苟志於仁矣、無悪也。
(里仁第四・仮名論語三八頁) |
8月 |
哀公問う、弟子孰か學を好むと爲す。孔子對えて曰わく、顔回なる者有り、學を好めり。怒を遷さず、過を貳たびせず。不幸短命にして死せり。今や則ち亡し。未だ學を好む者を聞かざるなり(雍也第六)
哀公問、弟子孰爲好學。孔子對曰、有顔回者、好學。不遷怒、不貳過。不幸短命死矣。今也則亡。未聞好學者也
(雍也第六・仮名論語・六六頁) |
7月 |
子曰わく、周は二代に監みて、郁郁乎として文なるかな。吾は周に從わん。(八佾第三) |
6月 |
子曰わく、賢を見ては齊しからんことを思い、
不賢を見ては内に自ら省みるなり。 (里仁第四) |
5月 |
孔子曰わく、命を知らざれば、以て君子たること無きなり。禮を知らざれば、以て立つこと無きなり。言を知らざれば、以て人を知ること無きなり。(堯曰第二十)
孔子曰、不知命、無以為君子也。不知禮、無以立也。不知言、無以知人也。(堯曰第二十・仮名論語三一三頁) |
4月 |
子、顔淵に謂いて曰わく、之を用うれば則ち行い、之を舎つれば則ち藏る。唯我と爾と是れ有るかな。子路曰わく、子三軍を行らば、則ち誰と與にせん。子曰わく、暴虎馮河、死して悔なき者は、吾與にせざるなり。必ずや事に臨みて懼れ、謀を好みて成さん者なり。
子謂顔淵曰、用之則行、舎之則藏。唯我與爾有是夫。子路曰、子行三軍、則誰與。子曰、暴虎馮河、死而無悔者、吾不與也。必也臨事而懼、好謀而成者也。(述而第七・仮名論語八三・八四頁) |
3月 |
子貢曰わく、君子の過や、日月の食の如し。過つや人皆
之を見る、更むるや人皆之を仰ぐ。(子張第十九)
子貢曰、君子之過也、如日月之食焉。過也人皆見之、
更也人皆仰之。(子張第十九・仮名論語三百・三百一頁) |
2月 |
子曰わく、古者言を之れ出さざるは、躬の逮ばざるを
恥ずればなり。 (里仁第四) |
1月 |
子曰わく、中庸の徳たるや、其れ至れるかな。
民鮮なきこと久し。 (雍也第六) |
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2015年 |
12月 |
子曰、中庸之爲徳也、其至矣乎。民鮮久矣。
(雍也第六・仮名論語七八頁) |
11月 |
孔子曰わく、益者三友、損者三友、直きを友とし、
諒を友とし、多聞を友とするは、益なり。便辟を友とし、
善柔を友とし、便佞を友とするは、損なり。(季氏第十六)
孔子曰、益者三友、損者三友、友直、友諒、友多聞、益矣。
友便辟、友善柔、友便佞、損矣。
(季氏第十六・仮名論語二五一頁) |
10月 |
祭ること在すが如くし、神を祭ること神在すが如くす。
子曰わく、吾祭に與らざれば、祭らざるが如し。 (八佾第三)
祭如在、祭神如神在。子曰、吾不與祭、如不祭。
(八佾第三・仮名論語二十八頁) |
9月 |
子曰わく、回や其の心三月仁に違わず。
其の餘は日に月に至るのみ。(雍也第六)
子曰、回也其心三月不違仁。其餘則日月至焉而已矣。
(雍也第六・仮名論語六八頁) |
8月 |
曾子、疾有あり。門弟子を召して曰いわく、予が足を啓ひらけ、予が手を啓け。詩に云う、戦戦兢兢として、深淵に臨が如く、薄冰を履むが如しと。而今よりして後、吾免がるるを知るかな、小子。
曽子、有疾。召門弟子曰、啓予足、啓予手、詩云、戰戰兢兢、
如臨深淵、如履薄冰。而今而後吾知免夫、小子。
(泰伯第八・仮名論語九九頁) |
7月 |
子貢、仁を爲さんことを問う。子曰わく、工、其の事を善くせんと欲すれば、
必ず先ず其の器を利くす。是の邦に居りては、其の大夫の賢なる者に事え、
其の士の仁なる者を友とす。(衛靈公第十五) |
6月 |
蘧伯玉、人を孔子に使いせしむ。孔子之と坐して、問うて曰わく、夫子何をか爲す。對えて曰わく、夫子は其の過を寡なくせんと欲して、未だ能わざるなり。使者出ず。子曰わく、使なるかな、使なるかな。(憲問 第十四) |
5月 |
衛靈公、陳を孔子に問う。孔子對えて曰わく、爼豆の事は則ち嘗て之を聞けり。
軍旅の事は未だ之を學ばざるなり。明日遂に行る。
(衛靈公第十五) |
4月 |
子曰わく、三人行えば、必ず我が師有り。其の善き者を擇びて之に從い、其の善からざる者にして之を改む。
(述而第七)
子曰、三人行、必有我師焉。擇其善者而從之、其不善者而改之。
(述而第七・仮名論語八八頁) |
3月 |
衛靈公、陳を孔子に問う。孔子對えて曰わく、爼豆の事は
則ち嘗て之を聞けり。軍旅の事は未だ之を學ばざるなり。
明日遂に行る。
(衛靈公第十五)
衛靈公、問陳於孔子。孔子對曰、爼豆之事則嘗聞之矣。
軍旅之事未之學也。明日遂行。
(衛靈公第十五・仮名論語二二七頁)
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2月 |
子曰わく、詩に興り、禮に立ち、樂に成る。
(泰伯第八) |
1月 |
子日く、無為にして治むる者は、其舜なるか。夫何をか為すや。己を恭しくして正しく南面めんするのみ。
子日、無爲而治者其舜也與。夫何爲哉。恭己正南面而已矣
(衛霊公第十五・仮名論語二二九頁 |
2014年 |
12月 |
子貢、友を問う。子曰わく、忠やかに告げて善く之を導き、
不可なれば則ち止む。自ら辱めらるること無かれ。 (顔淵第十二) |
11月 |
祭ること在すが如くし、神を祭ること神在すが如くす。
(八佾第三)
祭如在、祭神如神在。
(八佾第三・仮名論語二八頁) |
10月 |
季氏、周公より富めり。而して求や之が爲に聚歛して之を附益す。
子曰わく、吾が徒に非ざるなり。小子、鼓を鳴らして之を攻めて可なり。
(先進第十一)
季氏富於周公。而求也爲之聚歛而附益之。
子曰、非吾徒也。小子、鳴鼓而攻之可也。
(先進第十一・仮名論語一四九頁)
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9月 |
子、四を絶つ。意毌く、必毌く、固毌く、我毌し。(子罕第九) |
8月 |
子、子賤を謂う、君子なるかな、若き人。
魯に君子者無くんば、斯れ焉くにか斯を取らん。( 公冶長第五)
子、謂子賤、君子哉若人。魯無君子者、斯焉取斯。
(公冶長第五・仮名論語四九頁) |
7月 |
子曰わく、學は及ばざるが如くするも、猶之を失わんことを恐る。
(泰伯第八) |
6月 |
子、子産を謂う。君子の道四有り。其の己を行うや恭、其の上に事うるや敬、其の民を養うや惠、其の民を使うや義。
( 公冶長第五)
子、謂子産。有君子之道四焉。其行己也恭、其事上也敬、其養民也恵、其使民也義。
(公冶長第五・仮名論語・五六頁) |
5月 |
子、人と歌いて善ければ、必ず之を反さしめて、而る後に之に和す。(述而第七)
子、與人歌而善、必使反之、而後和之。
(述而第七・仮名論語・九四頁) |
4月 |
子曰わく、歳寒くして、然る後に松柏の彫むに後るるを知るなり。(子罕第九) |
3月 |
子夏、莒父の宰となりて政を問う。子曰わく、速かならんと欲すること毋かれ。小利を見ること毋かれ。速かならんと欲すれば則ち達せず。小利を見れば則ち大事成らず。(子路第十三) |
2月 |
曾子曰わく、終を慎み遠きを追えば、民の徳厚きに歸す。
曾子曰、慎終追遠、民徳歸厚矣。(学而第一・仮名論語・五頁) |
1月 |
子曰わく、徳は孤ならず 必ず隣有り(里仁第四・仮名論語四六頁) |
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2013年 |
12月 |
子曰わく、吾嘗て終日食わず、終夜寝ねず、以て思う。
益無し。學ぶに如かざるなり。 (衛靈公第十五) |
11月 |
子曰わく、 寗武子、邦に道有るときは則ち知なり。邦に道無きときは則ち愚なり。其の知は及ぶべきなり。
其の愚は及ぶべからざるなり。(公冶長第五) |
10月 |
曽子、疾有り。門弟子を召して曰わく、予が足を啓け、予が手を啓け。詩に云う、戰戰兢兢として深淵に臨むが如く、薄冰を履むが如しと。而今よりして後、吾免るるを知るかな、小子。(泰伯第八) |
9月 |
子、川の上に在りて曰わく、逝く者は斯の如きか、晝夜を舍かず。 (子罕第九) |
8月 |
朋遠方より來る有り、亦樂しからずや。 (學而第一)
有朋自遠方來、不亦樂乎。(「仮名論語」學而第一 一頁)
之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。(雍也第六)
知之者、不如好之者。好之者、不如樂之者。(「仮名論語」雍也第六 七四頁) |
7月 |
追悼 去る五月十六日、台北の楊喜松先生がご逝去された。享年九十三歳でした。 |
6月 |
子曰わく、齊一變せば魯に至らん。魯一變せば道に至らん。(雍也第六) |
5月 |
子曰わく、政を爲すに を以てすれば、譬えば 北辰其の所に居りて、衆生之に共うが如し。 (為政第二) |
4月 |
子曰わく、道に志し、徳に據り、仁に依り、藝に游ぶ (述而第七) |
3月 |
子曰わく、歳寒くして、然る後に松柏の彫むに後るるを知るなり。(子罕第九) |
2月 |
子貢、政を問う。子曰わく、食を足し兵を足し、民之を信にす。(顔淵第十二)
子貢、問政。子曰、足食足兵、民信之矣。 |
1月 |
年頭にあたり 憤を發しては食を忘れ 樂しんでは以て憂いを忘れる |