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11月 不思不学(ふしふがく)

子(し)曰(のたま)わく、
學(まな)びて思わざれば則(すなわ)ち罔(くら)く、
思うて學(まな)ばざれば則ち殆(あやう)し。

子曰、學而不思則罔、思而不學則殆。
(為政第二、仮名論語一七頁)

10月 知其不可(ちきふか)

是(こ)れ其(そ)の不可(ふか)なるを知(し)りて、
而(しか)も之(これ)を爲(な)す者(もの)か。

是知其不可、而爲之者與。
(憲問第十四、仮名論語二二二頁)

9月 朝聞夕死(ちょうぶんせきし)

子(し)曰(のたま)わく、
朝(あした)に道(みち)を聞(き)けば、
夕(ゆうべ)に死(し)すとも可(か)なり。

子曰、朝聞道、夕死可矣。
(里仁第四、仮名論語四一頁)

8月 過而不改(かじふかい)

子(し)曰(のたま)わく、
過(あやま)ちて改(あらた)めざる、
是(これ)を過(あやまち)と謂(い)う。

子曰、過而不改、是謂過矣。
(衛霊公第十五、仮名論語二三九頁)

7月 女子小人(じょししょうじん)

子(し)曰(のたま)わく、
唯(ただ)女子と小人とは
養(やしな)い難(がた)しと爲(な)す。

子曰、唯女子與小人、爲難養也。
(陽貨第十七、仮名論語二七八頁)

6月 鳥獣不同(ちょうじゅうふどう)

鳥獸は與(とも)に群(ぐん)を同じくすべからず。
吾(われ)斯(こ)の人(ひと)の徒(と)と
與にするに非(あら)ずして
誰(たれ)と與にかせん。

鳥獸不可與同群。吾非斯人之徒與、而誰與。
(微子第十八、仮名論語二八五頁)

5月 善人百年(ぜんにんひゃくねん)

子(し)曰(のたま)わく、
善人、邦(くに)を爲(おさ)むること百年、
亦(また)以(もっ)て殘(ざん)に勝(か)ちて
殺(さつ)を去(さ)るべしと。
誠(まこと)なるかな、是(こ)の言(げん)や。

子曰、善人爲邦百年、亦可以勝殘去殺矣。誠哉是言也。
(子路第十三、仮名論語一八七頁)

4月 有教無類(ゆうきょうむるい)

子(し)曰(のたま)わく、
敎(おしえ)有(あ)りて類(るい)無(な)し。

子曰、有敎無類。
(衛霊公第十五、仮名論語二四三頁)

3月 将死言善(しょうしげんぜん)

曾子(そうし)言いて曰(い)わく、
鳥(とり)の將(まさ)に死なんとするとき、
其(そ)の鳴(な)くや哀(かな)し。
人の將に死なんとするとき、
其の言うや善(よ)し。

曾子言曰、鳥之將死、其鳴也哀。
人之將死、其言也善。
(泰伯第八、仮名論語一〇〇頁)

2月 夫子木鐸(ふうしぼくたく)

天下の道(みち)無きや久し。
天(てん)將(まさ)に夫子を以(もっ)て
木鐸と爲(な)さんとす。

天下之無道也久矣。天將以夫子爲木鐸。
(八佾第三、仮名論語三五頁)

1月 修己安人(しゅうこあんじん)

己(おのれ)を脩(おさ)めて
以(もっ)て人(ひと)を安(やす)んず。

脩己以安人。
(憲問第十四、仮名論語二二四頁)

2023年
12月 以直報怨(いちょくほうえん)

直(なお)きを以(もっ)て
怨(うらみ)に報(むく)い、
德(とく)を以て德に報いん。

以直報怨、以德報德。
(憲問第十四、仮名論語二一九頁)

11月 人不己知(じんふきち)

子(し)曰(のたま)わく、
人(ひと)の己(おのれ)を
知(し)らざるを患(うれ)えず、
其(そ)の不(ふ)能(のう)を
患(うれ)うるなり。

子曰、不患人之不己知、患其不能也。
(憲問第十四、仮名論語二百十七頁)

10月 遷怒弐過(せんどじか)

顔回(がんかい)なる者(もの)有(あ)り、
學(がく)を好(この)めり。
怒(いかり)を遷(うつ)さず、
過(あやまち)を貳(ふた)たびせず。

有顔回者、好學。不遷怒、不貳過。
(雍也第六、仮名論語六六頁)

9月 與立與権(よりつよけん)

與(とも)に立(た)つべし、
未(いま)だ與(とも)に權(はか)るべからず。

可與立、未可與權。
(子罕第九、仮名論語一二五頁)

8月 疾病請禱(しっぺいせいとう)

子(し)の疾(やまい)病(おもき)なり。
子路(しろ)、禱(いの)らんことを請(こ)う。

子疾病。子路請禱。
(述而第七、仮名論語九五・九六頁)

7月 教民即戎(きょうみんそくじゅう)

子(し)曰(のたま)わく、
善人(ぜんにん)、民(たみ)を
敎(おし)うること七年(しちねん)、
亦(また)以(もっ)て
戎(じゅう)に即(つ)かしむべし。

子曰、善人敎民七年、亦可以即戎矣。
(子路第十三、仮名論語一九九頁)

6月 老戒在得(ろうかいざいとく)

其(そ)の老(お)ゆるに及(およ)んでは
血氣(けっき)既(すで)に衰(おとろ)う、
之(これ)を戒(いまし)むること
得(う)るに在(あ)り。

及其老也、血氣既衰。戒之在得。
(季氏第十六、仮名論語二五三・二五四頁)

5月 飽食無心(ほうしょくむしん)

子(し)曰(のたま)わく、
飽(あ)くまでも食(くら)いて日を終(お)え、
心を用(もち)うる所無(な)きは、難(かた)いかな。
博奕(はくえき)なる者有(あ)らずや。
之(これ)を爲(な)すは、
猶(なお)已(や)むに賢(まさ)れり。

子曰、飽食終日、無所用心、難矣哉。
不有博奕者乎。爲之猶賢乎已。  
(陽貨第十七、仮名論語二七六頁)

4月 従心所欲(じゅうしんしょよく)

七十(しちじゅう)にして
心の欲する所に従えども、
矩(のり)を踰(こ)えず

七十而從心所欲、不踰矩。
(為政第二、仮名論語一二・一三頁)

3月 楽水楽山(らくすいらくさん)

子(し)曰(のたま)わく、
知者(ちしゃ)は水を樂しみ、
仁者(じんしゃ)は山を樂しむ。
知者は動き、仁者は靜かなり。
知者は樂しみ、仁者は壽(いのちなが)し。

子曰、知者樂水、仁者樂山。
知者動、仁者靜。知者樂、仁者壽。
(雍也第六、仮名論語七六頁)

2月 未知生死(みちせいし)

曰(い)わく、敢(あえ)て死を問う。
曰(のたま)わく、未(いま)だ生(せい)を知らず、
焉(いずく)んぞ死を知らん。

曰、敢問死。曰、未知生、焉知死。
(先進第十一、仮名論語一四六・一四七頁)

1月 四海困窮(しかいこんきゅう)

允(まこと)に其(そ)の中(ちゅう)を執(と)れ。
四海(しかい)困窮(こんきゅう)せば、
天祿(てんろく)永(なが)く終(お)えん。

允執其中。四海困窮、天祿永終。
(堯曰第二十、仮名論語三〇七頁)

2022年
12月 三省吾身(さんせいごしん)

曽子(そうし)曰(い)わく、
吾(われ)日(ひ)に吾(わ)が身(み)を
三省(さんせい)す。
人(ひと)の爲(ため)に謀(はか)りて
忠(ちゅう)ならざるか、
朋友(ほうゆう)と交(まじわ)りて
信(しん)ならざるか、
習(なら)わざるを傳(つた)うるか。

曾子曰、吾日三省吾身。
爲人謀而不忠乎。
與朋友交而不信乎。傳不習乎。
(学而第一、仮名論語二・三頁)

11月 見利思義(けんりしぎ)

利(り)を見(み)ては義(ぎ)を思(おも)い、
危(あやう)きを見ては命(めい)を授(さず)け、
久要(きゅうよう)、平生(へいせい)の
言(げん)を忘(わす)れざる、
亦(また)以(もっ)て成人(せいじん)と爲(な)すべし。

見利思義、見危授命、
久要不忘平生之言、
亦可以爲成人矣。
(憲問第十四、仮名論語二〇七頁)

10月 不知老至(ふちろうし)

其(そ)の人(ひと)と爲(な)りや、
憤(ふん)を發(はっ)しては
食(しょく)を忘(わす)れ、
樂(たの)しんでは以(もっ)て
憂(うれい)を忘れ、
老(おい)の將(まさ)に
至(いた)らんとするを知(し)らざるのみと。

其爲人也、發憤忘食、樂以忘憂、不知老之將至云爾。
(述而第七、仮名論語八七・八八頁)

9月 思而不学(しじふがく)

子(し)曰(のたま)わく、
學(まな)びて思(おも)わざれば
則(すなわ)ち罔(くら)く、
思うて學ばざれば
則ち殆(あやう)し。

子曰、學而不思則罔、思而不學則殆。
(為政第二、仮名論語一七頁)

8月 不舎昼夜(ふしゃちゅうや)

子(し)、川(かわ)の上(ほとり)に
在(あ)りて曰(のたま)わく、
逝(ゆ)く者(もの)は斯(かく)の如(ごと)きか。
晝夜(ちゅうや)を舍(お)かず。

子在川上曰、逝者如斯夫。不舍晝夜。
(子罕第九、仮名論語一一九頁)
7月 里仁為美(りじんいび)

子(し)曰(のたま)わく、
仁(じん)に里(お)るを美(び)と爲(な)す。
擇(えら)びて仁(じん)に處(お)らずんば、
焉(いずく)んぞ知(ち)なるを得(え)ん。

子曰、里仁爲美。擇不處仁、焉得知。
(里仁第四、仮名論語三七頁)
6月 己所不欲(きしょふよく)

己(おのれ)の欲(ほっ)せざる所(ところ)、
人(ひと)に施(ほどこ)すこと勿(なか)れ。

己所不欲、勿施於人。
(衛霊公第十五、仮名論語二三七頁)
5月 見義不為(けんぎふい)

義(ぎ)を見(み)て爲(な)さざるは
勇(ゆう)無(な)きなり。

見義不爲、無勇也。
(為政第二、仮名論語二二頁)
4月 尽善尽美(じんぜんじんび)

子(し)、韶(しょう)を謂(のたま)わく、
美(び)を盡(つく)せり、
又(また)善(ぜん)を盡せり。
武(ぶ)を謂わく、
美を盡せり、
未(いま)だ善を盡さざるなり。

子謂韶、盡美矣、又盡善也。
謂武、盡美矣、未盡善也。
(八佾第三、仮名論語三五・三六頁)
3月 欲仁斯仁(よくじんしじん)

子(し)曰(のたま)わく、
仁(じん)遠(とお)からんや。
我(われ)仁(じん)を欲(ほっ)すれば、
斯(ここ)に仁(じん)至(いた)る。

子曰、仁遠乎哉。我欲仁、斯仁至矣。
(述而第七、仮名論語九二頁)
2月 小子何述(しょうしかじゅつ)

子貢(しこう)曰(い)わく、
子(し)如(も)し言(い)わずんば、
則(すなわ)ち小子(しょうし)
何(なに)をか述(の)べん。

子貢曰、子如不言、則小子何述焉。
(陽貨第十七、仮名論語二七三頁)
1月 不如好学(ふじょこうがく)

子(し)曰(のたま)わく、
十室(じゅっしつ)の邑(ゆう)、
必ず忠信(ちゅうしん)丘(きゅう)が
如(ごと)き者(もの)有(あ)らん。
丘(きゅう)の學(がく)を
好(この)むに如(し)かざるなり。

子曰、十室之邑、必有忠信如丘者焉。
不如丘之好学也。
(公冶長第五、仮名論語六四頁)
2021年
12月 歸與歸與(きよきよ)

子(し)、陳(ちん)に在(あ)りて曰(のたま)わく、
歸(かえ)らんか、歸らんか。
吾(わ)が黨(とう)の小子(しょうし)、
狂簡(きょうかん)、斐然(ひぜん)として
章(しょう)を成(な)す。
之(これ)を裁(さい)する所以(ゆえん)を
知(し)らざるなり。

子在陳曰、歸與、歸與。吾黨之小子、
狂簡、斐然成章。不知所以裁之。
(公冶長第五、仮名論語六〇・六一頁)
11月 不可階升(ふかかいしょう)

夫子(ふうし)の及(およ)ぶべからざるや、
猶(なお)天(てん)の階(きざはし)して
升(のぼ)るべからざるがごときなり。

夫子之不可及也、猶天之不可階而升也。
(子張第十九、仮名論語三〇五頁)
10月 浸潤膚受(しんじゅんふじゅ)

子(し)曰(のたま)わく、
浸潤(しんじゅん)の譖(そしり)、
膚受(ふじゅ)の愬(うったえ)、
行(おこな)われざるは、
明(めい)と謂(い)うべきのみ。

子曰、浸潤之譖、膚受之愬、不行焉、可謂明也已矣。
(顔淵第十二、仮名論語一六五・一六六頁)
9月 近説遠来(きんえつえんらい)

葉公(しょうこう)、政(まつりごと)を問(と)う。
子(し)曰(のたま)わく、
近(ちか)き者(もの)説(よろこ)べば、
遠(とお)き者(もの)來(きた)る。

葉公問政。子曰、近者説、遠者來。
(子路第十三、仮名論語一九一頁)
8月 人過於党(じんかよとう)

子(し)曰(のたま)わく、
人(ひと)の過(あやまち)や、
各々(おのおの)其(そ)の黨(とう)に於(おい)てす。

子曰、人之過也、各於其黨。
(里仁第四、仮名論語四〇頁)
7月 諸夏夷狄(しょかいてき)

子(し)曰(のたま)わく、
夷狄(いてき)の君(きみ)あるは、
諸夏(しょか)の亡(な)きが如(ごと)くならざるなり。

子曰、夷狄之有君、不如諸夏之亡也。
(八佾第三、仮名論語二五頁)
6月 忠信篤敬(ちゅうしんとっけい)

子(し)曰(のたま)わく、
言(げん)忠信(ちゅうしん)、
行(おこない)篤敬(とっけい)なれば、
蠻貊(ばんぱく)の邦(くに)と雖(いえど)も
行(おこな)われん。

子曰、言忠信、行篤敬、雖蠻貊之邦行矣。
(衛靈公第十五、仮名論語二二九頁)
5月 志士仁人(ししじんじん)

子(し)曰(のたま)わく、
志士(しし)仁人(じんじん)は、
生(せい)を求(もと)めて以(もっ)て
仁(じん)を害(がい)すること無(な)く、
身(み)を殺(ころ)して以て
仁を成(な)すこと有(あ)り。

子曰、志士仁人、無求生以害仁。有殺身以成仁。
(衛靈公第十五、仮名論語二三一・二三二頁)
4月 楽莫予違(らくばくよい)

人(ひと)の言(げん)に曰(い)わく、
予(われ)君(きみ)たるを
樂(たの)しむこと無(な)し。
唯(ただ)其(そ)の言(い)うことにして
予に違(たが)うこと莫(な)きを樂しむなりと。

人之言曰、予無樂乎爲君。唯其言而樂莫予違也。
(子路第十三、仮名論語一九〇・一九一頁)
3月 文献不足(ぶんけんぶそく)

殷(いん)の禮(れい)は
吾(われ)能(よ)く之(これ)を言(い)えども、
宋(そう)は徴(しるし)とするに足(た)らざるなり。
文獻(ぶんけん)足(た)らざるが故(ゆえ)なり。

殷禮吾能言之、宋不足徴也。文獻不足故也。 
(八佾第三、仮名論語二七頁)
2月 何憂何懼(かゆうかく)

子(し)曰(のたま)わく、内(うち)に
省(かえり)みて疚(やま)しからざれば、
夫(そ)れ何(なに)をか憂(うれ)え、
何をか懼(おそ)れん。

子曰、内省不疚、夫何憂何懼。
(顔淵第十二、仮名論語一六四頁)
1月 朋遠方来(ほうえんぽうらい)

朋(とも)遠方(えんぽう)より來(きた)る有(あ)り、亦(また)樂(たの)しからずや。

有朋自遠方來、不亦樂乎。
(學而第一、仮名論語一頁)
2020年
12月 憤啓悱発(ふんけいひはつ)

子(し)曰(のたま)わく、憤(ふん)せずんば啓(けい)せず。悱(ひ)せずんば發(はつ)せず。

子曰、不憤不啓。不悱不發。
(述而第七、仮名論語八二頁)
11月 欲無加人(よくぶかじん)

子貢(しこう)曰(い)わく、我(われ)人(ひと)の諸(これ)を我(われ)に加(くわ)うることを欲(ほっ)せざれば、吾(われ)も亦(また)諸を人に加うること無(な)からんと欲す。

子貢曰、我不欲人之加諸我也、吾亦欲無加諸人。
(公冶長第五、仮名論語五五頁)
10月 不秀不実(ふしゅうふじつ)

子(し)曰(のたま)わく、苗(なえ)にして秀(ひい)でざる者(もの)あり。秀でて實(みの)らざる者あり。

子曰、苗而不秀者有矣夫。秀而不實者有矣夫 
(子罕第九、仮名論語一二一頁)
9月 辞達而已(じたつじい)

子(し)曰(のたま)わく、辭は達するのみ。

子曰、辭達而已矣。
(衛靈公第十五、仮名論語二四四頁)
8月 会友輔仁(かいゆうほじん)

曾子(そうし)曰(い)わく、君子(くんし)は文(ぶん)を以(もっ)て友(とも)と會(かい)し、友を以て仁(じん)を輔(たす)く。

曾子曰、君子以文會友、以友輔仁。
(顔淵第十二、仮名論語一七九頁)
7月 昼寝何誅(ちゅうしんかちゅう)

宰予(さいよ)、晝寢(ひるい)ぬ。子(し)曰(のたま)わく、朽木(きゅうぼく)は雕(ほ)るべからず、糞土(ふんど)の牆(しょう)は杇(ぬ)るべからず。予(よ)に於(おい)てか何(なん)ぞ誅(せ)めん。

宰予、晝寢。子曰、朽木不可雕也、糞土之牆不可杇也。於予與何誅。(公冶長第五、仮名論語五三・五四頁)
6月 不舎昼夜(ふしゃちゅうや)

子(し)、川(かわ)の上(ほとり)に在(あ)りて曰(のたま)わく、逝(ゆ)く者(もの)は斯(かく)の如(ごと)きか。晝夜(ちゅうや)を舍(お)かず。

子在川上曰、逝者如斯夫。不舍晝夜。
(子罕第九、仮名論語一一九頁)
5月 四時行焉(しじこうえん)

子(し)曰(のたま)わく、天(てん)何(なに)をか言(い)うや、四時(しじ)行(おこな)われ百物(ひゃくぶつ)生(しょう)ず、天何をか言うや。

子曰、天何言哉、四時行焉百物生焉、天何言哉。
(陽貨第十七、仮名論語二七三頁)
4月 礼楽征伐(れいがくせいばつ)

孔子(こうし)曰(のたま)わく、天下(てんか)道(みち)あれば、則(すなわ)ち禮樂(れいがく)征伐(せいばつ)、天子(てんし)より出(い)ず。

孔子曰、天下有道、則禮樂征伐、自天子出。
(季氏第十六、仮名論語二四九頁)
3月 立礼成楽(りつれいせいがく)

子(し)曰(のたま)わく、詩(し)に興(おこ)り、禮(れい)に立(た)ち、樂(がく)に成(な)る。

子曰、興於詩、立於禮、成於樂。
(泰伯第八、仮名論語一〇三頁)
2月 歳寒松柏(さいかんしょうはく)

子(し)曰(のたま)わく、歳(とし)寒(さむ)くして、然(しか)る後(のち)に松柏(しょうはく)の彫(しぼ)むに後(おく)るるを知るなり。

子曰、歳寒、然後知松柏之後彫也。
(子罕第九、仮名論語一二四頁)
1月 尚風必偃(しょうふうひつえん)

君子の德(とく)は風なり、小人(しょうじん)の德は草なり。草、之(これ)に風を尚(くわ)うれば、必ず偃(ふ)す。

君子之德風、小人之德草。草尚之風必偃。
(顔淵第十二、仮名論語一七四頁)
2019年
12月 臭悪不食(しゅうあくふしょく)
色(いろ)の惡(あ)しきは食(くら)わず。臭(におい)の惡しきは食わず。飪(じん)を失(うしな)えるは食わず。時(とき)ならざるは食わず。
色惡不食。臭惡不食。失飪不食。不時不食。(郷党第十、仮名論語一三二・一三三頁)
11月 八佾舞庭(はちいつぶてい)
孔子(こうし)、季氏(きし)を謂(い)う、八佾(はちいつ)庭(にわ)に舞(ま)わしむ。是(これ)をも忍(しの)ぶべくんば、孰(いず)れをか忍ぶべからざらんや。
孔子、謂季氏、八佾舞於庭。是可忍也、孰不可忍也。
(八佾第三、仮名論語二三頁)
10月 不得中行(ふとくちゅうこう)
子曰わく、中行(ちゅうこう)を得(え)て之(これ)に與(くみ)せずんば、必ずや狂狷(きょうけん)か。狂者(きょうしゃ)は進(すす)みて取り、狷者(けんしゃ)は爲(な)さざる所有(あ)るなり。
子曰、不得中行而與之、必也狂狷乎。狂者進取、狷者有所不爲也。(子路第十三、仮名論語一九五頁)
9月 四海兄弟(しかいきょうだい)
四海の内、皆(みな)兄弟なり。君子何ぞ兄弟無きを患(うれ)えんや。
四海之内、皆兄弟也。君子何患乎無兄弟也。(顔淵第十二、仮名論語一六五頁)
8月 危行言孫(きこうげんそん)
邦(くに)、道(みち)無(な)ければ、行(おこない)を危(たか)くし、言(げん)は孫(したが)う。
邦無道、危行言孫。(憲問第十四、仮名論語二〇二頁)
7月 不欲勿施(ふよくぶっせ)
己所不欲、勿施於人。
(顔淵第十二、仮名論語一六二・一六三頁 衛霊公第十五、仮名論語二三七頁)
6月 忠恕一貫(ちゅうじょいっかん)
子曰、參乎、吾道一以貫之。曾子曰、唯。子出。門人問曰、何謂也。曾子曰、夫子之道忠恕而已矣。
(里仁第四、仮名論語四三頁)
5月 父母懐愛(ふぼかいあい)
子生三年、然後免於父母之懷。夫三年之喪、天下之通喪也。予也、有三年之愛於其父母乎。
(陽貨第十七、仮名論語二七五頁)
4月 如何如何(じょかじょか)
子曰、不曰如之何如之何者、吾未如之何也已矣。
(衛霊公第十五、仮名論語二三四・二三五頁)
3月 温厲威恭(おんれいいきょう)
子、温而厲。威而不猛。恭而安。
(述而第七、仮名論語九七頁)
2月 以杖叩脛(いじょうこうけい)
子曰、幼而不孫弟、長而無述焉、老而不死。是爲賊。以杖叩其脛。(憲問第十四、仮名論語二二五頁)
1月 小者懐之(しょうしゃかいし)
子曰、老者安之、朋友信之、少者懷之。
(公冶長第五、仮名論語六三頁)
2018年
12月 未成一簣(みせいいっき)
子曰、譬如爲山。未成一簣、止吾止也。譬如平地。雖覆一簣、進吾往也。(子罕第九、仮名論語一二〇頁)
11月 迅雷風烈(じんらいふうれつ)
迅雷風烈必變。(郷黨第十、仮名論語一三八頁)
10月 怪力乱神(かいりょくらんしん)
子、不語怪力亂神。(述而第七、仮名論語八八頁)
9月 縲絏非罪(るいせつひざい)
子謂公冶長、可妻也。雖在縲絏之中、非其罪也。以其子妻之。(公冶長第五、仮名論語四八頁)
8月 不改是過(ふかいぜか)
子曰、過而不改、是謂過矣。(衛靈公第十五、仮名論語二三九頁)
7月 絵事後素(かいじこうそ)
子曰、絵事後素(八佾第三、仮名論語二六頁)
6月 歌善必反(かぜんひつはん)
子與人歌而善、必使反之、而後和之。(述而第七、仮名論語九四頁)
5月 卑諶草創(ひじんそうそう)
子曰、爲命、卑諶草創之、世叔討論之、行人子羽脩飾之、東里子産潤色之。(憲問第十四、仮名論語二〇四・二〇五頁)
4月 斉帰女楽(せいきじょがく)
齊人歸女樂。季桓子受之、三日不朝。孔子行。
(微子第十八、仮名論語二八二頁)
3月 女器瑚璉(じょきこれん)
子貢問曰、賜也如何。子曰、女器也。曰、何器也。曰、瑚璉也。(公冶長第五、仮名論語四九頁)
2月 無適無莫(ぶてきぶばく)
子曰、君子之於天下也、無適也、無莫也、義之與比。
(里仁第四、仮名論語四一頁)
1月 百物生焉(ひゃくぶつしょうえん)
子曰、天何言哉、四時行焉百物生焉、天何言哉。
(陽貨第十七、仮名論語二七三頁)
2017年
12月 不可奪志(ふかだっし)
子曰、三軍可奪帥也、匹夫不可奪志也。
(子罕第九、仮名論語一二三頁)
11月 乗桴浮海(じょうふふかい)
子曰、道不行、乘桴浮于海
(公冶長第五、仮名論語五〇・五一頁)
10月 一言喪邦(いちげんそうほう)
曰、一言而可以喪邦、有諸。孔子對曰、言不可以若是其幾也。人之言曰、予無樂乎爲君。唯其言而樂莫予違也。如其善而莫之違也、不亦善乎。如不善而莫之違也、不幾乎一言而喪邦乎。(子路第十三、仮名論語一九〇、一九一頁)
9月 翕純皦繹(きゅうじゅんきょうえき)
子語魯大師樂曰、樂其可知也。始作翕如也。從之純如也。皦如也。繹如也。以成。(八佾第三、仮名論語三四頁)
8月 祭如神在(さいじょしんざい)
祭如在、祭神如神在。子曰、吾不與祭、如不祭。
(仮名論語二八頁)
7月 不教民戦(ふきょうみんせん)
子曰、以不敎民戰、是謂棄之。
(子路第十三、仮名論語一九九・二〇〇頁)
6月 中道而廃(ちゅうどうじはい)
冉求曰、非不説子之道。力不足也。
子曰、力不足者、中道而廢。今女畫。
5月 子曰、人能弘道。非道弘人也。
(衛靈公第十五、仮名論語二三九頁)
4月 子曰、默而識之、學而不厭、誨人不倦。何有於我哉。
(子曰わく、默して之を識し、學びて厭わず、人を誨えて倦まず。何か我に有らんや/述而第七、仮名論語八〇頁)
3月 周公謂魯公曰、君子不施其親。不使大臣怨乎不以。故舊無大故、則不棄也。無求備於一人。
(微子第十八、仮名論語二八九・二九〇頁)
2月 子曰、君子不器。
(爲政第二、仮名論語一六頁)
子曰わく、君子は器ならず。(為政第二)
1月 子曰わく朝に道を聞かば夕に死すとも可なり
子曰、朝聞道夕死可矣。
(里仁第四、仮名論語四一頁)
2016年
12月 原壤、夷して俟つ。子曰わく、幼にして孫弟ならず、長じて述ぶること無く、老いて死せず。是を賊と爲す。杖を以て其の脛を叩く。(憲問第十四)
11月 子曰わく、小子、何ぞ夫の詩を學ぶこと莫きや。詩は以て興すべく、以て觀るべく、以て群すべく、以て怨むべし。邇くしては父に事え、遠くしては君に事え、多く鳥獸草木の名を識る。(陽貨第十七)
10月 子曰わく、政を爲すに を以てすれば、譬えば、北辰
其の所に居りて、衆星之に共うが如し。
(為政第二)
子曰、爲政以 、譬如北辰居其所、而衆星共之。(爲政第二・仮名論語一一頁
 9月  子曰わく、苟くも仁に志せば、惡むこと無きなり。
(里仁第四)
子曰、苟志於仁矣、無悪也。
(里仁第四・仮名論語三八頁)
8月 哀公問う、弟子孰か學を好むと爲す。孔子對えて曰わく、顔回なる者有り、學を好めり。怒を遷さず、過を貳たびせず。不幸短命にして死せり。今や則ち亡し。未だ學を好む者を聞かざるなり(雍也第六)
哀公問、弟子孰爲好學。孔子對曰、有顔回者、好學。不遷怒、不貳過。不幸短命死矣。今也則亡。未聞好學者也
(雍也第六・仮名論語・六六頁)
7月 子曰わく、周は二代に監みて、郁郁乎として文なるかな。吾は周に從わん。(八佾第三)
6月 子曰わく、賢を見ては齊しからんことを思い、
不賢を見ては内に自ら省みるなり。 (里仁第四)
5月 孔子曰わく、命を知らざれば、以て君子たること無きなり。禮を知らざれば、以て立つこと無きなり。言を知らざれば、以て人を知ること無きなり。(堯曰第二十)
孔子曰、不知命、無以為君子也。不知禮、無以立也。不知言、無以知人也。(堯曰第二十・仮名論語三一三頁)
4月 子、顔淵に謂いて曰わく、之を用うれば則ち行い、之を舎つれば則ち藏る。唯我と爾と是れ有るかな。子路曰わく、子三軍を行らば、則ち誰と與にせん。子曰わく、暴虎馮河、死して悔なき者は、吾與にせざるなり。必ずや事に臨みて懼れ、謀を好みて成さん者なり。
子謂顔淵曰、用之則行、舎之則藏。唯我與爾有是夫。子路曰、子行三軍、則誰與。子曰、暴虎馮河、死而無悔者、吾不與也。必也臨事而懼、好謀而成者也。(述而第七・仮名論語八三・八四頁)
3月 子貢曰わく、君子の過や、日月の食の如し。過つや人皆
之を見る、更むるや人皆之を仰ぐ。(子張第十九)
子貢曰、君子之過也、如日月之食焉。過也人皆見之、
更也人皆仰之。(子張第十九・仮名論語三百・三百一頁)
2月 子曰わく、古者言を之れ出さざるは、躬の逮ばざるを
恥ずればなり。 (里仁第四)
1月 子曰わく、中庸の徳たるや、其れ至れるかな。
民鮮なきこと久し。 (雍也第六)
2015年
12月 子曰、中庸之爲徳也、其至矣乎。民鮮久矣。
(雍也第六・仮名論語七八頁)
11月 孔子曰わく、益者三友、損者三友、直きを友とし、
諒を友とし、多聞を友とするは、益なり。便辟を友とし、
善柔を友とし、便佞を友とするは、損なり。(季氏第十六)
孔子曰、益者三友、損者三友、友直、友諒、友多聞、益矣。
友便辟、友善柔、友便佞、損矣。
(季氏第十六・仮名論語二五一頁)
10月 祭ること在すが如くし、神を祭ること神在すが如くす。
子曰わく、吾祭に與らざれば、祭らざるが如し。 (八佾第三)
祭如在、祭神如神在。子曰、吾不與祭、如不祭。
(八佾第三・仮名論語二十八頁)
9月 子曰わく、回や其の心三月仁に違わず。
其の餘は日に月に至るのみ。(雍也第六) 
子曰、回也其心三月不違仁。其餘則日月至焉而已矣。
(雍也第六・仮名論語六八頁)
8月 曾子、疾有あり。門弟子を召して曰いわく、予が足を啓ひらけ、予が手を啓け。詩に云う、戦戦兢兢として、深淵に臨が如く、薄冰を履むが如しと。而今よりして後、吾免がるるを知るかな、小子。
曽子、有疾。召門弟子曰、啓予足、啓予手、詩云、戰戰兢兢、
如臨深淵、如履薄冰。而今而後吾知免夫、小子。
(泰伯第八・仮名論語九九頁)
7月 子貢、仁を爲さんことを問う。子曰わく、工、其の事を善くせんと欲すれば、
必ず先ず其の器を利くす。是の邦に居りては、其の大夫の賢なる者に事え、
其の士の仁なる者を友とす。(衛靈公第十五)
6月 蘧伯玉、人を孔子に使いせしむ。孔子之と坐して、問うて曰わく、夫子何をか爲す。對えて曰わく、夫子は其の過を寡なくせんと欲して、未だ能わざるなり。使者出ず。子曰わく、使なるかな、使なるかな。(憲問 第十四)
 5月 衛靈公、陳を孔子に問う。孔子對えて曰わく、爼豆の事は則ち嘗て之を聞けり。
軍旅の事は未だ之を學ばざるなり。明日遂に行る。
(衛靈公第十五)
 4月 子曰わく、三人行えば、必ず我が師有り。其の善き者を擇びて之に從い、其の善からざる者にして之を改む。
(述而第七)
子曰、三人行、必有我師焉。擇其善者而從之、其不善者而改之。
(述而第七・仮名論語八八頁)
3月 衛靈公、陳を孔子に問う。孔子對えて曰わく、爼豆の事は
則ち嘗て之を聞けり。軍旅の事は未だ之を學ばざるなり。
明日遂に行る。
(衛靈公第十五)
衛靈公、問陳於孔子。孔子對曰、爼豆之事則嘗聞之矣。
軍旅之事未之學也。明日遂行。
(衛靈公第十五・仮名論語二二七頁)
2月 子曰わく、詩に興り、禮に立ち、樂に成る。
(泰伯第八)
1月 子日く、無為にして治むる者は、其舜なるか。夫何をか為すや。己を恭しくして正しく南面めんするのみ。
子日、無爲而治者其舜也與。夫何爲哉。恭己正南面而已矣
(衛霊公第十五・仮名論語二二九頁
2014年
12月 子貢、友を問う。子曰わく、忠やかに告げて善く之を導き、
不可なれば則ち止む。自ら辱めらるること無かれ。 (顔淵第十二)
11月 祭ること在すが如くし、神を祭ること神在すが如くす。
(八第三)
祭如在、祭神如神在。
(八
第三・仮名論語二八頁)
10月 季氏、周公より富めり。而して求や之が爲に聚歛して之を附益す。
子曰わく、吾が徒に非ざるなり。小子、鼓を鳴らして之を攻めて可なり。
(先進第十一)
季氏富於周公。而求也爲之聚歛而附益之。
子曰、非吾徒也。小子、鳴鼓而攻之可也。
(先進第十一・仮名論語一四九頁)
9月 子、四を絶つ。意毌く、必毌く、固毌く、我毌し。(子罕第九)
8月 子、子賤を謂う、君子なるかな、若き人。
魯に君子者無くんば、斯れ焉くにか斯を取らん。( 公冶長第五)
子、謂子賤、君子哉若人。魯無君子者、斯焉取斯。
(公冶長第五・仮名論語四九頁)
7月 子曰わく、學は及ばざるが如くするも、猶之を失わんことを恐る。
(泰伯第八)
6月 子、子産を謂う。君子の道四有り。其の己を行うや恭、其の上に事うるや敬、其の民を養うや惠、其の民を使うや義。
( 公冶長第五)
子、謂子産。有君子之道四焉。其行己也恭、其事上也敬、其養民也恵、其使民也義。
(公冶長第五・仮名論語・五六頁)
5月 子、人と歌いて善ければ、必ず之を反さしめて、而る後に之に和す。(述而第七)
子、與人歌而善、必使反之、而後和之。
(述而第七・仮名論語・九四頁)
4月 子曰わく、歳寒くして、然る後に松柏の彫むに後るるを知るなり。(子罕第九)
3月 子夏、父の宰となりて政を問う。子曰わく、速かならんと欲すること毋かれ。小利を見ること毋かれ。速かならんと欲すれば則ち達せず。小利を見れば則ち大事成らず。(子路第十三)
2月 曾子曰わく、終を慎み遠きを追えば、民の徳厚きに歸す。
曾子曰、慎終追遠、民徳歸厚矣。(学而第一・仮名論語・五頁)
1月 子曰わく、徳は孤ならず 必ず隣有り(里仁第四・仮名論語四六頁)
2013年
12月 子曰わく、吾嘗て終日食わず、終夜寝ねず、以て思う。
益無し。學ぶに如かざるなり。 (衛靈公第十五)
11月 子曰わく、 武子、邦に道有るときは則ち知なり。邦に道無きときは則ち愚なり。其の知は及ぶべきなり。
其の愚は及ぶべからざるなり。(公冶長第五)
10月 曽子、疾有り。門弟子を召して曰わく、予が足を啓け、予が手を啓け。詩に云う、戰戰兢兢として深淵に臨むが如く、薄冰を履むが如しと。而今よりして後、吾免るるを知るかな、小子。(泰伯第八)
9月  子、川の上に在りて曰わく、逝く者は斯の如きか、晝夜を舍かず。 (子罕第九)
8月 朋遠方より來る有り、亦樂しからずや。 (學而第一)
有朋自遠方來、不亦樂乎。(「仮名論語」學而第一 一頁)
之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。(雍也第六)
知之者、不如好之者。好之者、不如樂之者。(「仮名論語」雍也第六 七四頁)
7月 追悼 去る五月十六日、台北の楊喜松先生がご逝去された。享年九十三歳でした。
6月 子曰わく、齊一變せば魯に至らん。魯一變せば道に至らん。(雍也第六)
5月 子曰わく、政を爲すに を以てすれば、譬えば 北辰其の所に居りて、衆生之に共うが如し。 (為政第二)
4月 子曰わく、道に志し、徳に據り、仁に依り、藝に游ぶ (述而第七)
3月 子曰わく、歳寒くして、然る後に松柏の彫むに後るるを知るなり。(子罕第九)
2月 子貢、政を問う。子曰わく、食を足し兵を足し、民之を信にす。(顔淵第十二)
子貢、問政。子曰、足食足兵、民信之矣。
1月 年頭にあたり 憤を發しては食を忘れ 樂しんでは以て憂いを忘れる
2012年
12月 曽子曰わく、士は以て弘毅ならざるべからず。
任重くして道遠し。仁以て己が任と為す。亦重からずや。
死して後已む。亦遠からずや。(泰伯第八)
11月 久しければ則ち徴あり。徴あれば則ち悠遠なり。悠遠なれば則ち博厚なり。博厚なれば則ち高明なり。 (中庸 第二十六章)
10月 祭ること在すが如くし、神を祭ること神在すが如くす。祭如在、祭神如神在。(八第三)
9月  衛靈公、陳を孔子に問う。孔子對えて曰わく、爼豆の事は則ち嘗て之を聞けり。軍旅の事は未だ之を學ばざるなり。明日遂に行る。 (衛靈公第十五)
8月 子曰わく、人にして遠き慮無ければ必ず近き憂有り。(衛靈公第十五)
7月  孔垂長先生ご一家をお迎えして
徳は身を潤し、道縁は無窮にして、悠久は物を成す。
6月  子曰わく、朋遠方より來る有り、亦樂しからずや。
(學而第一)
5月 子曰わく、志士仁人は、生を求めて以て仁を害すること無く、身を殺して以て仁を成すこと有り。 (衛靈公第十五)
4月 研修生たちの母として」
去る2月27日、伊與田 覺学監のご令室幸子夫人が逝去されました。
3月 曰わく、莫春には春服既に成り、冠者五六人、童子六七人、沂に浴し、舞に風し、詠じて歸らん。(先進第十一)
2月 君子は本を務む、本立ちて道生ず。(學而第一)
1月 湯の盤の銘に曰く、苟に日に新た、日日に新たに、
又日に新たならんと。(大學)
2011年
12月 子憤を發しては食を忘れ、樂しんでは以て憂を忘れ、老の將に至らんとするを知らざるのみと。(述而第七)
11月 子曰わく、人にして遠き慮無ければ、必ず近き憂有り。(衛靈公第十五)
10月 孔子曰わく、命を知らざれば、以て君子たること無きなり。禮を知らざれば、以て立つこと無きなり。言を知らざれば、以て人を知ること無きなり。(堯曰第二十)
9月 子曰わく、歳寒くして、然る後に松柏の彫むに後るるを知るなり。(子罕第九)
8月 子曰わく、仁に里るを美と爲す。擇びて仁に處らずんば、焉んぞ知なるを得ん。(里仁第四)
7月 子曰わく、人にして遠き慮無ければ、必ず近き憂有り。(衛靈公第十五)
6月 子曰わく、能く禮譲を以て國を爲めんか、何か有らん。能く禮譲を以て國を爲めずんば、禮を如何にせん。(里仁第四)
5月 陳に在して糧を絶つ。從者病みて能く興つこと莫し。子路慍み見えて曰わく、君子も亦窮すること有るか。子曰わく、君子固より窮す。小人窮すれば斯に濫る。(衛靈公第十五)
4月 葉公、孔子を子路に問う。子路對えず。子曰わく、女奚ぞ曰わざる、其の人と爲りや、憤を發しては食を忘れ、樂しんでは以て憂を忘れ、老の將に至らんとするを知らざるのみと。(述而第七)
3月 子貢、政を問う。子曰わく、食を足し、兵を足し、民之を信にす。(顔淵第十二)
2月 子路曰わく、衛の君、子を待ちて政を為さば、子將に奚をか先にせん。子曰わく、必ずや名を正さんか。・・・・・(子路第十三)
1月 子曰わく、朝に道を聞けば、夕に死すとも可なり。(里仁第四)
2010年
12月 子曰わく、内に省みて疚しからざれば、夫れ何をか憂え、何をか懼れん。(顔淵第十二)
11月 曽子曰わく、終を慎み遠きを追えば、民の徳厚きに歸す。(学而第一)
10月 子、川の上に在りて曰わく、逝く者は斯の如きか。晝夜を舍かず。(子罕第九)
9月 子曰わく、人にして遠き慮無ければ、必ず近き憂有り。(衛靈公第十五)
8月 子曰わく、人にして信無くんば、其の可なるを知らざるなり。(為政第二)
7月 子曰わく、鳳鳥至らず、河、圖を出さず。吾已んぬるかな。(子罕第九)
6月 子貢、政を問う。子曰わく、食を足し兵を足し、民之を信にす。-(中略)- 曰わく、食を去らん。古自り皆死有り、民、信無くんば立たず。(顔淵第十二)
5月 子、匡に畏す。曰わく、文王既に没したれども、文茲に在らずや。天の将に斯の文を喪ぼさんとするや、後死の者、斯の文に與るを得ざるなり。天の未だ斯の文を喪ぼさざるや、匡人其れ予を如何にせん。(子罕第九)
4月 子曰わく、後生畏るべし。焉んぞ來者の今に如かざるを知らんや。(子罕第九)
3月 季康子、政を孔子に問う。孔子對えて曰わく、政は正なり。子帥いるに正しきを以てすれば、孰か敢て正しからざらん。(顔淵第十二)
2月 子曰わく、如し周公の才の美有りとも、驕且つ吝ならしめば、其の餘は観るに足らざるのみ。(泰伯第八)
1月 憤を發しては食を忘れ、樂しんでは以て憂を忘れ、老の將に至らんとするを知らざるのみと。(述而第七)
2009年
12月 子曰わく、小子、何ぞ夫の詩を學ぶこと莫きや。詩は以て興すべく、以て觀るべく、以て群すべく、以て怨むべし。(陽貨第十七)
11月 己を脩めて以て百姓を安んずるは、堯・舜も其れ猶諸を病めり。(憲問第十四)
10月 子曰わく、民は之に由らしむべし。之を知らしむべからず。(泰伯第八)
9月 子曰わく、君子は器ならず。(爲政第二)
8月 己を脩めて以て百姓を安んずるは、堯・舜も其れ猶諸を病めり。(憲問第十四)
7月 子曰わく、徳は孤ならず、必ず鄰有り。(里仁第四)
6月 子曰わく、無爲にして治むる者は其れ舜なるか。夫れ何をか爲すや。己を恭しくして正しく南面するのみ。(衛靈公第十)
5月 子曰わく、後生畏るべし。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。(子罕第九)
4月 子曰わく、道行われず、桴に乗りて海に浮ばん。(公冶長第五)
3月 子曰わく、過ちて改めざる、是を過と謂う。(衛靈公第十五)
2月 子曰わく、三軍も帥を奪うべきなり。匹夫も志を奪うべからざるなり。(子罕第九)
1月 孔子曰わく、君子に三畏有り。天命を畏れ、大人を畏れ、聖人の言を畏る。(季子第十六)
2008年
12月 子、温にして厲し。威にして猛からず。恭にして安し。(述而第七)
11月 子曰わく、君子は食飽くを求むること無く、居安きを求むること無し。(学而第一)
10月 祭ること在すが如くし、神を祭ること神在すが如くす。(八佾 第三)
9月 孟武伯、孝を問う。子曰わく、父母は唯其の疾を之れ憂う。(為政第二)
8月 曽子曰わく、終を慎み遠きを追えば、民の徳厚きに歸す。(学而第一)
7月 子曰わく、訟を聽くは、吾猶人のごときなり。 必ずや訟無からしめんか。(為政第二)
6月 子曰わく、人にして信無くんば、其の可なるを知らざるなり。
大車輗 無く、小車軏無くんば、其れ何を以て之を行らんや。
(為政第二)
5月 莫春には春服既に成り、冠者五六人、童子六七人、沂に浴し、舞 に風し、詠じて歸らん。(先進第十一)
4月 君子は食を終るの間も、仁に違うこと無く、造次にも必ず是に於てし、顛沛にも必ず是に於てす。(里仁第四)
3月 子曰わく、後生畏るべし。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。四十五十にして聞くこと無くんば、斯れ亦畏るるに足らざるのみ。(子罕第九)
2月 子曰わく、其の身正しければ、令せずして行われ、其の身正しからざれば、令すと雖も従わず。(子路第十三)
1月 子曰わく、甚だしきかな、吾が衰えたるや。久しきかな、吾復夢に周公を見ず。(述而 第七)
2007年
12月 子曰わく、参や、吾が道は一以て之を貫く。曹子曰わく、唯。子出ず。門人問うて曰く、何の謂ぞや。曹子曰わく、夫子の道は忠恕のみ。(里仁第四)
11月 子曰わく、教有りて類無し。(衛霊公第十五・仮名論語243頁)
10月 言を知らざれば、以て人を知ること無きなり。(堯曰第20・仮名論語313頁)
9月 子、子産を謂う。君子の道四有り。其の己を行うや恭、其の上に事うるや敬、其の民を養うや惠、其の民を使うや義。(公冶長第五・仮名論語五十六頁)
8月 政は正なり。子帥いるに正しきを以てすれば、孰か敢て正しからざらん。(顔淵第十二・仮名論語172頁)
7月 子貢、告朔の 羊を去らんと欲す。子曰わく、賜や、女は其の羊を愛む。我は其の禮を愛む。(八いつ第三・仮名論語30頁)
6月 仮名論語の素読が世を洗濯する ”見とりなされや、今に論語によって忙がしゅうてならん時期が来ますでなー ”
5月 子路曰わく、衛の君、子を待ちて政を爲さば、子將に奚をか先にせん。子曰わく、必ずや名を正さんか。 (子路第十三)
4月 子曰わく、學びて時に之を習う、亦説ばしからずや (學而第一)
3月 子曰わく、故きを温ねて新しきを知る、以て師と爲るべし。 (爲政第二)
2月 子、子産を謂う。君子の道四有り。其の己を行うや恭。 其の上に事うるや敬。其の民を養うや恵。その民を使うや義。 (公治長第五)
1月 子曰わく、詩三百一言以て之を蔽う。 曰わく、思邪無し。 (為政第二)
2006年
12月 子、衛に適く、冉有僕たり。子曰わく、庶きかな。冉有曰わく, 既に庶し。又何かを加えん。曰わく、之を富まさん。曰わく、既に富めり。又何かを加えん。曰わく、之を教えん。 (子路第十三)
11月 子路政を問う。子曰わく、之に先んじ、之を勞う。益を請う。曰わく、倦むこと無かれ。 (子路第十三)
10月 子曰く、大いなりかな堯の君たるや、巍巍乎として、唯天を大いなりと為す。唯堯之に則る。 蕩蕩乎として民能く名づくること無し。 (泰伯第八)
9月 君子は本を務む、本立ちて道生ず。高弟なる者は其れ仁を為すの本か。 (学而第一)
8月 子曰わく、其の鬼に非ずして之を祭るは諂なり。義を見て爲さざるは勇無きなり。 (爲政第二)
7月 子曰わく、道行われず桴に乗りて海に浮かばん。我に従わん者は、其れ由なるか。子路之を聞きて喜ぶ。子曰わく、由や勇を好むこと我に過ぎたり。材を取る所無からん。(公治長第五)
6月 子貢曰わく、君子の過ちや、日月の食の如し。過つや人皆之を見る。更むるや人皆之を仰ぐ。(子張第十九)
5月 子路、子羔をして費の宰たらしむ。子曰わく、夫の人の子を賊わん。子路曰わく、民人有り、社稷有り、何ぞ必ずしも書を読みて然る後に学とさん。子曰わく、是の故に夫の佞者を悪む。(衛霊公第十五)
4月 子張、行われんことを問う。子曰く、言忠信、行篤敬なれば、蠻貊の邦と雖も行われん。(衛霊公第十五)
3月 不義にして富かつ貴きは、我に於て浮雲の如し。(述而第七)
2月 曹子曰く、士は以って弘毅ならざるべからず。 任重くして道遠し。仁以って己が任と爲す、亦重からずや。 死して後已む、亦遠からずや。(泰伯第八)
1月 子曰く、故きを温ねて新しきを知る。以って師と爲るべし。(爲政第二)

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