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 今月のことば (2019年9月) 会長 目黒 泰禪

 四海兄弟(しかいきょうだい)

 四海の内、皆(みな)兄弟なり。
 君子何ぞ兄弟無きを患(うれ)えんや。

 四海之内、皆兄弟也。君子何患乎無兄弟也。
 (顔淵第十二、仮名論語一六五頁)


〔注釈〕(子夏が言った)「世界中の人は皆兄弟である。君子は、どうして兄弟がいないことを気に病むことがあろうか。」

  「太陽系の歴史のかけらを手に入れた」と、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の津田雄一プロジェクトマネジャーは語った。七月十一日午前十時六分、「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに作った人工クレーター付近に二度目の着陸を成功させ、地下物質を含む岩石をカプセルに収容できたとみられる。地球への帰還は来年末。是非とも、その「かけら」を無事に地球へ持ち帰って欲しい。

 天文学者カール・セーガンは、「天文学は、人に謙虚さを教え、人格を育てる学問であると言われてきた」と著書に記す。孔子が諸国経巡りした十四年間は、風餐(ふうさん)露宿(ろしゅく)すること度々であった。深更、上天に目をやれば、そこは辰宿(しんしゅく)列張(れつちょう)。当に「天(てん)何(なに)をか言(い)うや、四時(しじ)行(おこな)われ百物(ひゃくぶつ)生(しょう)ず、天(てん)何(なに)をか言(い)うや」(陽貨篇)である。

 一九七七年九月五日にアメリカのフロリダ州から飛び立った探査機ボイジャー一号へ、冥王星軌道よりも外側の、太陽系の黄道面の遥か上方を飛んでいた一九九〇年二月十四日、六〇億キロ余り離れた地球から指令が届いた。NASA(米航空宇宙局)の惑星探査計画で指導的な役割を担うセーガン博士提案の指令である。ボイジャー一号は振り返り、地球と惑星たちへカメラを向け、太陽系の家族写真とも言うべき六〇枚の写真を撮影して返信した。そこには、地球が光輝の帯の上に浮かぶ塵のように、かすかに青みがかった点として写っていた。

 セーガン博士は言う。「もう一度、あの点を見てほしい。そこに現にあり、私たちの故郷であり、私たちそのものであるあの点を。貴方の愛する人も、貴方の知っている人も、貴方が伝え聞いたことのある人も、そして、かつてそこにいた全ての人も、皆、そこで人生を送ったのである」「考えてみてほしい。あまたの将軍や皇帝たちが、勝利と栄光を求めて、このちっぽけな点のそのまた一部で、ほんの束の間の支配者となるために流された血の川を」「その存在のかすかさと、宇宙の広大さを考えれば、私たちを私たち自身から救ってくれるものが、何処か別の処から来るなどとは、望みようもない」「遥か彼方から撮ったこの写真ほど、人間の独善の愚かさを教えてくれるものは、おそらく他にはないだろう」(カール・セーガン著『PALE BLUE DOT』、邦題『惑星へ』・監訳者森暁雄より)

 地球がかすかに青いのは、海の水と水蒸気の雲によるものという。世の中・天下・世界を表す言葉に、孔子は「四方(しほう)」と表現するが、文学に秀でた弟子の子夏はそれを「四海(しかい)」と表現する。古代聖王の堯(ぎょう)帝も「四海(しかい)困窮(こんきゅう)せば、天祿(てんろく)永(なが)く終(お)えん」(尭曰篇)と使う。生命を生みだした海は、地球の色である。環海の日本人には、この表現の方がより似合う。是非、パソコンかスマホで「Pale Blue Dot」の写真を見てほしい。セーガン博士の言う「人間の独善の愚かさ」と、子夏の「四海(しかい)の内(うち)、皆(みな)兄弟(きょうだい)なり」(顔淵篇)が心受できるのではないだろうか。

 司馬(しば)牛(ぎう)よ 憂ふるなかれ 敬(けい)すれば 四海(よも)の人みな はらからとならむ
        (見尾勝馬『和歌論語』)


天体望遠鏡博物館にて(目黒会長提供)

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